京都に住み始めた

この春就職に伴って京都に引っ越した。京都はどう、と聞かれることも多いので感じるところを少し書いてみる。

まず、町がコンパクトなおかげで自動車や電車に依存しない暮らしができるのがうれしい。20~30分歩くのが嫌でなければ、歩きで行ける範囲で普段私が足を運びたくなるようなお店、施設は一通りそろっているといえそう。歩いていくには少し遠いところでも自転車という手があるし、あるいはタクシーに乗ってもそんなに料金がかからない。満員電車は嫌で、散歩は好きな私としてはこれを京都に住む一番のメリットして享受している。

5~10年前に京都に旅行で訪れた時と比べると、国際的な観光都市としての色は強まったように思う。私が住んでいるのは観光名所がたくさんあるようなエリアからは少し離れているものの、近所のスーパーにいっても外国からの観光客とみられる人々をよく見かける。ゲストハウスもところどころにあって、そういったところに宿泊してるのかもしれない。こうして色んな国、文化の人々を受け入れてること自体は、私は喜ばしく思っている。まあ観光客としてよりは、働いてそこに暮らす人が増えた方が面白いけど。

よくある懸念として、観光都市として発達すると、居住者にとっての住み心地は悪くなるのではないかというのがある。確かに観光名所を通るいくつかのバス路線の混雑がひどいという話はよく聞く。普段はそうしたエリアを訪れることはないので、私はこれといって迷惑に感じていることはない。むしろ、外国人観光客の増加を快く思っていなさそうな人から外国人と思われて罵られることを一度経験していて、排他的な風潮の方が怖ろしかったりする。