4Kゲーミングのため自作PCをアップグレード

2020年は家にいる時間が長かったこともあり、よくゲームで遊んでいた。今の自作PCを組んだのは4年前のこと。最近のゲームも遊べないこともないが、グラフィック設定はどうしても低めになってしまうので、この機にアップグレードすることに。

目標としては最近のゲームをある程度の画質で4K出力で遊べること。在宅勤務の開始時に4Kディスプレイを購入してから、4K解像度に目が慣れてしまって、ゲームする時もそれを落としたくなかったので。一方、競技性の高いFPSゲームなどはあまりやらないので、フレームレートは追求しない。60出ていればいいか、くらい。結果的に、以下のパーツの換装でおおむねそれが達成できた。

GPUは、なぜ今RTX 2070という感じだが、それは単純にGPUだけ2020年初頭に購入したから。GPUの換装だけでも割と4Kで遊べたのだが、SnowRunnerではCPUの使用率が90%以上のところに張りついて、そのせいか一時的に大きくフレームレートが低下することが多発していたので、12月ごろCPU・マザーボードも入れ替えた。CPUはAMDの躍進っぷりを見るとそちらに手を出したくもなったが、現状Ryzen 5000シリーズの入手性が悪く、またGPUと比べるとボトルネックになりにくいところだったので、あまりこだわらずIntelCore i7を買った。マザーボードもこだわりはなかったのだが、LGA1200かつMini-ITXだと選択肢が少なく、ASUSだとゲーミングブランドものしかなかったのでそれを買った。

CPUとマザーボードの換装時、前回虎徹の大きなファンが邪魔で苦労した経験から、今回はリテールファンを取り付けた。おかげにだいぶ楽に作業できたし、今のところ冷却には余裕がありそう。夏はどうかわからないが……

Cyberpunk 2077

さて、現代におけるゲーミングPCのベンチマークになるゲームといえばCyberpunk 2077。これが4Kで快適に遊べるのが今回のアップグレードのkey resultになるだろう。

まずGeForce Experienceのゲームのグラフィック設定を最適化する機能を使って、適切な設定を見つくろった。それによると、全体的な品質はHigh、解像度は4K、そしてDLSSはPerformance設定。やはり残念ながらレイトレーシングはオフ。DLSSというのは、RTX以降のGPUにある機能で、設定解像度よりも低い解像度でレンダリングしてから、超解像で設定解像度にスケールして出力してくれるもの。Performance設定は50% (つまりフルHD画質) でレンダリングして、4Kにスケーリングするのに相当する。今のセットアップで、4K解像度で普通に遊べるゲームが多い中、フルHDベースになるのは、やはりこのゲームのレンダリング負荷の高さを示していそう。

実際遊んでみると、DLSSはいい仕事をしてそうで、元が50%でレンダリングされているとは思えないくらい、ぼやけた感じはない。とはいえ超解像に得意、不得意はありそうで、場面によってはざらざらと荒れて見えることもあった。フレームレートは開けた場所などで50前後まで下がるものの、それ以上大きく下がることはなく、特にストレスなく遊べている。

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全体的には、自分が以前遊んでいたオープンワールドRPG (Fallout 4やThe Outer Worlds) の水準からすると、人物アップの画も、風景も、ディテールの描画がかなりよくなっていて、ちょっと感動もの。これが堪能できるだけでもアップグレードの甲斐があった。

GPUやCPUの使用率を見ると、CPUは30~40%で余裕がある一方、GPUは使い切っている印象で、今ボトルネックになるのはやはりGPUだろう。RTX 3000シリーズが出てから買えばよかったかなとも思いつつ、一方でDLSSに対応したRTXであるおかげでそこそこ満足できる画質で遊べているのもあって、あながち失敗とはいえないかもしれない。